売主(不動産の持ち主) 買主(不動産会社)
急いで不動産を売却したいという方には、
一般的な仲介だと買い手を見つけるまでに時間がかかってしまいます。
そこで、不動産屋に直接買い取ってもらうという方法があります。
それでは、順を追ってご紹介しますね。
査定の依頼
査定の依頼は、仲介の場合と基本的に違いはありません。
物件の立地や状態を見て、判断してもらいますので、まずは現場を見てもらう日を決めます。
買取価格の提示
不動産屋に所有する物件を査定してもらったら、買取価格が提示されます。
仲介のときには、買主がつくであろう予想価格を査定しますが、この場合実際に売買価格を提示します。
打ち合わせ
売買のスケジュールなどを打ち合わせします。
他に売買に必要な書類などをご準備いただきます。
売買契約を結ぶ
打ち合わせ後、ご納得のうえで提示された買取価格での契約をします。
引き渡し
事務的な書類の手続きなどは、不動産屋が教えてくれるので指示にしたがって引き渡し準備を行います。
引渡し時には、残金を受け取ります。
これで不動産の売却が完了となります。
以上のような流れになっています。
買取は、不動産屋に売却しますので、買主を探し回る時間が不要です。
しかし、買い取った不動産屋は今度はその物件を誰かに売却して、そこで儲ける流れになっています。不動産会社が買い取るための諸費用(不動産取得税・登録免許税・登記費用等)や売却のための諸経費(広告宣伝費・登記費用)もかかりますし、できるだけ安く仕入れたほうが儲かりますので、仲介に比べてどうしても売却価格は低くなってしまいます。
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買取は、とにかく急いで不動産を売却したい!という方に向いています。
たしかにすぐに現金化できるのは嬉しいですが、一般的には、仲介のときに査定する金額の約60~85%前後の価格で買い取りを行っています。
仲介であれば2,000万円で売れる物件が、買取だと1,200~1,700万円になってしまうということになります。更に売却しにくい物件の場合では、リスクも想定して、仲介価格の50%近くになってしまうことも!
けっこう大きな差がありますよね・・・
仲介と買取には、それぞれメリット・デメリットがあります。
もし、その売却方法のいいところだけを取り入れた方法があったらいかがですか?
次のページでは、その理想的な不動産売却方法についてご紹介します。